Chamomile(カモミール)

【学 名】ローマン  カモミール Anthemis nobilis

     ジャーマン カモミール Matricaria recutita

     ダイヤーズ カモミール Anthemis tinctoria

【和 名】カミツレ(カミッレの発音が訛ったもの…漢字では加密列)

【科 名】キク科 (多年草/一年草)

【花言葉】逆境に負けない強さ

【原産地】ヨーロッパ・北アメリカ・北アジア

カモミール (ローマン種)

【特 徴】

名前は古代ギリシャ人が、りんごのような香りがするこの花をカマイメロン(khamai=大地、melon=りんご)と呼んだことに由来しています。

耐寒性があり、草丈は30〜60cmぐらいに生育し、ジャーマン種・ローマン種・ダイヤーズ種の3種あり、ジャーマン種は一年草で、ローマン種・ダイヤーズ種は多年草です。

開花期は4月〜6月頃で、成熟すると黄色い花芯が盛り上がり、中にリンゴのような甘い香りの精油が溜まり、花芯の周りにある花弁は、夜になると茎の方に反り返ります。

【栽 培】

露地で栽培する場合、日当りが良好でやや乾燥気味の土壌を好み、また耐寒性があるので暖地であれば冬越しが可能です。(ローマン種・ダイヤーズ種)

播種の時期は春と秋頃ですが、特に秋蒔きの株を冬越しするとよく生育します。

株間は10〜20pぐらいでですが、室内や風通しの悪い所で栽培するとアブラムシがつきやすいので間引きして株間をとります。

また交雑しやすいので香りの無い花を見つけたら、株ごと間引きします。

【利用法】

香り・味が穏やかなので、ドリンク・デザートに、そのほかに入浴剤・石鹸・シャンプー・リンス・ヘアートニックなどにも利用できます。

【栽培記】

ローマン種は多年草で香りがいいのですが、少しでも風通しが悪いとアブラムシが付いてしまいます。

乾燥葉をティーにする事から、薬剤を散布して駆除するわけにはいかず、牛乳を薄めて霧吹きで散布しますが、散布した液体が腐りやすく、悪臭を放つので注意が必要です。

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