Tierra Project
(ティエラ・プロジェクト)
~耕作地転用計画~ 用途が未定な土地や本来の所有者が移転している管理物件の土地を、所有者に代わって管理しつつ、 貸借時に交わした約定の範疇に沿いながら、耕作地として活用するプロジェクトです。
1.耕作土として上手に土地を活かす

宅地として使われていた場所も、土壌の状態如何で根気と工夫があれ耕作地としての再生が可能です。
しかし、過去に建物が在りながら、後に取り壊され更地に戻された土地が、用途未定のまま残されていたとしても、 土木技術の投入により基礎地盤に薬液注入処理などの化学的地盤改良が施された土地では手を施す術が限られます。 どうしても耕作地にするというのであれば、ごっそり土を入れ替えるしかないでしょうね。
ワザワザそんな手間暇を掛けて開墾しなくても、農地を借りれば問題はないのですが、 条件が厳しい環境ほど自然栽培を実証するには都合が良くて、最適条件に近い場合があります。

地力回復を試みるだけで野菜を育てる事が、最も合理的な栽培法であることを示すには、 土中に肥料分など何も含まれないクリアな条件下か、 少し荒れた状態の土壌で栽培した方が経過と変化が歴然と判るからなのです。
前述の通り、どんな土地でも耕作地にできるという訳にはいきません。 繁茂している草の状況観察からはじまって、土壌を構成する土粒子・層状・地山(基礎地盤)の有無や深度に至るまでの事柄を総合的に観察し、 土壌の肥沃度と再生能力を予測(推測)しながら判断する知識と経験が必要となります。
実際に栽培までに至った事例が2例ほどあり、土壌改良の近道である客土による土壌盛土を一切行わないで、 その土地で賄えるだけの土壌量を有効活用しながら、到達点を何処に据えるかを考えたときに頭に浮かんだ事がありました。
”如何すれば無理なく土が肥沃になるか?”…その近道は自然系堆肥だけを使うシンプルな方法です。
2.土地の管理代行と開拓事例
CASE-1 第一圃場圃場名:La Tierra Lefinada 通称「ティエラ菜園」 耕作面積:120㎡(約36坪)
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2013-10-27着手~継続中建物が解体されて長期間用途が未定だった土地を借り受けて耕作地転用を始めました。 ただし、土地使用・管理を取り決めた念書の提出名義は個人名なので、 当社が関与するのは収穫された作物や種子・種芋の他に育苗した野菜や花卉苗の取扱いに限定しています。
CASE-2 仮称:第二圃場 耕作有効面積:400㎡(約120坪)
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2014-09-07着手~2016/8/31終了 個人から所有が移転し、土地利用目的が決定しているものの着手に至るまで猶予があり、 期限内での土地管理上不可欠な除草作業の手間を省きつつ野菜を供給できる理由から耕作地に転用し管理を代行しました。 ※(2016年8月を以て、土地の使用が終了しています。)
3.堆肥の定義と自然堆肥
4.半熟腐植物の生成方法
5.将来への展望
事例として紹介した二例のように、耕作放棄地などがあれば手を広げ手地ところです。 しかし、直ぐにでも自然栽培に転換できるような土地は稀で、有機栽培からの転換が多いでしょう。 そのため、様々な問題を解決しながらスタートを切ることになり、手ごたえを得るには長時間がかかるでしょう。
土地管理代行の主な条件提案例
- 土地(農地・または準宅地登記物件)の手入れという名目で無料で管理代行します
- 管理代行の対象は農地・耕作が可能な土地に限定し、宅地に限られた土地は対象外とします。
- 管理上止むを得ず発生し得る費用に関し、所有者と相談の上で費用は実費請求させて頂きます。
- 耕作可能な宅地跡や農地の場合は、念書を交わした上で管理の対価は無料で耕作に使用します。
- 現地(管理地)への立入りは、所有者及びその関係者(甲)と管理代行者およびその関係者(乙)の双方、 もしくは一方の同意者に限定して必要であればその措置を現地に施します。 (所有者承諾の上で必要と認められれば費用を実費請求出来るものとします。)
- 管理した土地の又貸や管理委譲などの二次使用行為や用途外使用は致しません
- 管理地で発生した損害については、代行者及び関係者による過失以外で損害(災害や事故)が発生した場合は、 代行者及び関係者の責任を問われないものとします。
- 管理代行の終了及び土地の返却は、念書に明記する必須項目であり、耕作物の収穫を考慮し猶予を設けます。 更に、土地の返還完了を以って管理代行業務の完了とします。
6.イベント・援農
イチゴ刈り
ジャガイモ収穫